【桧(ヒノキ)】は神社仏閣の建築や神棚、御社にも使用される神の木であり、また家相・風水学的に観ても、総桧(そうひのき)で建てられた家は一番の吉相とされています。
人生の繁栄・家運隆昌・心身の健康の功徳を宿した最高レベルの素材と言えます。
桧の香りには人を癒す力があり、「フィトンチッド」や「ヒノキチオール」といった特有成分が爽快感を与え、精神を落ち着かせたり、疲労回復など人体に与える数々の効能が科学的にも認められており、癒しと繁栄の象徴と言えます。
「木曽桧(きそひのき)」は数ある桧の産地の中でも、最も質の良い素材として有名です。年輪の細かさや粘り、強度、美しさどれをとっても超一級品であり、桧と言えば木曽桧を指すことも多いです。
日本で最も質の高い産地の桧が「木曽桧」
木曽桧の色は最初は白っぽく、肌色のような薄い色ですが、時と共に色が濃くなり味わい深い茶色がかった色へと変化していきます。経年変化が一番楽しめる素材でもあります。
建築材にも使われる素材ですので水には比較的強いですが、ヒバや一位に比べると柔らかい木となります。
一般的に「ヒノキ」といわれるものは植林材を指しますが、木曽桧は自然木、つまり【天然自生のヒノキ】になります。
冬の寒さの厳しい木曽谷では木の成長も遅く、一般的な桧と同じ直径になるまでには約3倍もの時間を要します。その結果、年輪のよく詰まった優良な木材に成長するのです。
世界最古の木造建築である法隆寺や伊勢神宮に代表されますように、木曽桧のすぐれた性質は世界的な優秀材として知られています。