ある日本刀の販売サイトに私の大叔父にあたる塚本一貫斎起正の紹介が載っておりましたので、抜粋して紹介させていただきます。
最近では【日本刀女子】なるものも急増しているとかで(笑)結構な日本刀ブームが沸き起こっているようです。
昭和の随一の刀匠による日本刀
以下、紹介記事より抜粋。
昭和の清麿と謳われた、天才 塚本起正の刀の出品です。
本名は塚本新八。20歳で福島から上京し、笠間一貫斎繁継に師事、早くからその将来を嘱望されて師の娘婿となり、27歳ですでに一貫斎を号することを許されています。
作風が清麿に良く似ているので、作刀の多くが偽名を入れられ清麿、あるいは栗原信秀に紛れています。
新作日本刀展特賞、総理大臣賞、海軍大臣賞、文部大臣賞等数々の賞を総なめにして、昭和35年、45歳で惜しまれながら結核で亡くなりました。
あと1~2年でも生きていれば、宮入昭平氏、月山貞一氏らと並んで「人間国宝」間違いなしと言われたほどの逸材でした。
別表に亡くなる4年前位からの協会主催の作刀コンクールの実績を揚げておきましたが高橋貞次氏は別格としても、同年代では宮入昭平氏が辛うじて拮抗するも、後に人間国宝となった月山貞一氏や隅谷正峯氏でさえ相手にならない技量の持ち主でした。
刀工大鑑の著者、得能一男先生も「現代刀匠で起正の右にでるものはない」と言い切って、その技量を高く評価されています。
私も親戚でありながら実物は一度しか見たことがありません。
また親戚内でも、誰がどの刀を所持しているかも禁句となっていたようです。要するに塚本起正の本物の日本刀があると分かれば、どんなことをしても欲しいという人達が現れて危険だというのは聞いたことがあります。
それだけの価値のある刀なのようです。