<失敗を想定すること>と<慎重>とは違います。
よくご自身の運勢に関してマイナス点や問題点を聞きたがる人がいます。
- 「自分をよく知っておきたい」
- 「最悪の場合に備えたい」
- 「悪い部分を知ることによって改善できる」
よく聞くともっともらしく聞こえますし、そういう自分を「慎重で堅実な性格」と捉えているようですが、意外と運が開かない場合も多いようです。
それは常に自分の意識が負の部分に向いているからです。
思ったことは実現する無意識の力
- 「強く鮮明に思ったことは実現しやすい」
- 「思考は現実化する」
よく聞く言葉だと思いますが、実際にその通りになる確率は高いです。すぐにはそのようにならなくても、忘れたころにやってきたりします。
想念と現実の間には、時間と空間のギャップがあるため、時間差が生じるのです。
そして自分の事を慎重だと思っていた人は、「やはりそうなった。自分の推測は正しかった。用心してて正解だ。備えておいてよかった」と安心するのです。
しかしこれは違います。
自分が思ったから実現しただけ
つまり危険やマイナスな状況に陥ることを想像したから、悪い状況になっただけです。
しかも細かく「こうなったらこうする」という対応まで設定していたので、相当具体的なストーリーを作っていたのです。そしてその通りに事が運んだ。
成功法則の中でまず第一とされる事柄に「ゴールを具体的に設定する」というのがあります。ナポレオンヒルの「思考は現実化する」の中でも、法則の最初にくるのが「明確な目標」です。
プラスの成功を得るのに一番大切なことが「明確な目標を設定する事」ということは、不幸になる人の一番の問題点が「マイナスの状況を明確に考える」ということになります。
だから失敗など考えなくていい
マイナスな状況など鮮明に想定するれば実現する可能性が高まり、運が開きません。
ネガティブ要素は恐怖感という強い感情を伴うため、イメージがより鮮明となって強い実現化作用が働きます。
「もしこうなったら」など思う必要はないのです。
例えば、スポーツなどで第一線で活躍する人や、今ノリに乗っていて大会で優勝した人などは、「うまくいくことしか考えてなかった」とよく言います。
失敗など微塵にも思わず、確実に勝てると思って実際に勝ったのです。できると思えばできる。
今まで使っていたイメージ力をプラスに使え
- 運の悪い人は常にマイナスの事態を想定する。
- 運のいい人は常にプラスの結果を想定する。
運の良し悪しの原因はここにあります。
だから「こうなったらどうしよう」ではなく、「こうなったらいいな」なのです。
毎日ウキウキして、「こうしたい、ああなったら楽しい」とプラスの結果だけ夢見ていたら、顔も変わり表情も明るくなります。その人の発するオーラそのものが変換していくでしょう。これがまず成功の第一歩となるのです。
「人生は良くしかならない」そう信じればそうなります。