前回の記事で、「開運印鑑の購入に方位は関係するのかどうか」を書かせて頂きました。
この中で、
- 印鑑誕生の瞬間が既に大吉になっている
- 通販で本人の移動がないため、方位の影響はない
- それ故方位を気にする必要はない
と書きました。
それに加えてもう一つ重要な要素がありましたので、追加させて頂きます。
占いに囚われると、正しいことが見えなくなる
その大切な要素とは「物事の本質を忘れるな」ということです。
方角を気にする方は、いろいろ調べるうちに、方位だけに囚われ、周りが見えなくなってしまっていることがよくあります。
「何が何でも方角優先」主義に陥ってしまっては、かえってマイナスであると謂わざるを得ません。
どういうことかと言いますと、「方位が良い悪い以前に、実力の差を考えないといけない」ということす。
例えば、サッカーの試合でも、悪方位に行ったチームが調子が悪く負けてしまうことは確かにあります。しかしこれは実力均衡の場合であり、実力差が圧倒的にあった場合は悪方位でも勝ちます。
Jリーグのチームが最悪方位に行って何度試合をしても決して中学生のチームには負けません。当たり前のことです。
そもそも方位による占いは100%ではなく、絶対ではないことをまず知るべきです。
現に吉方位に行っても何もいいことが起きないこともありますし、悪方位に行ったのに何の災いもないことも実際にはあります。
吉方位にある開運印鑑のお店で作っても開運はしない理由
話を元に戻しますが、これを印鑑屋に当てはめると、実力のないお店が吉方位にあっても、そこでは大した開運印鑑はできません。
これも当たり前のことです。その実力の範囲内でしか仕事は出来ないのです。
いくら吉方位を観て買いに行ったところで、本人の方角に関する自己満足だけで終わってしまうでしょう。
良い方位だからといって、凶相印ばかり作ってた印鑑屋が、偶然最高の開運印鑑を作ってくれることはまず不可能と言えます。
逆に、最高の実力を持った鑑定士は、例えあなたが悪方位から来たとしても、その影響を受けずに良い印鑑を作ってくれるでしょう。
イチローや王さんのような野球の選手でもそうですが、バイオリズムの浮き沈みはいつでもあります。悪方位にも遠征します。しかしそれでも安定して毎年抜群の成績を残せるのです。
それが本物の実力です。
何度も言いますが、方位の影響は、実力の差を埋めることは出来ません。
同じくらいの内容でしたら、その時は方位を観ればいいのでしょうが、それを第一優先にして決めるのは問題があると言えます。
印鑑選びの本質とは、あくまでも鑑定士の実力が第一と言えます。