ある北陸地方の印鑑屋のホームページに、「姓名判断上で悪い画数を調整するために、文字とは関係のない点を付ける」というのがありました。
そのハンコ屋さんのもっともな言い分としては、「このままでは画数的に良くないので、ひとつ点をつけることにより画数が増えて吉運となる」というものでした。
ここまで無知が高じると本当にどうしようもありません。運命学を正式に学んでいないことが明らかです。
増画法の過ちについて
印相における増画法という秘伝では、印鑑の枠(フチ)と文字の接点を1点と数え、画数に追加して画数調整をする方法が取られますが、それとこれとは全く別問題と思って下さい。
接点は確かに「1」と数えますが、全く違う場所に【 ’ 】などを付けても画数は増えません。しかも本来ない「点」を加えるのですから、元の名前に影響はないのです。
そもそも文字は実際に書いた文字の画数が現れるのではなく、文字のもつ字源の画数が霊的に出るものなのですから、全くないものを加えたとしても霊的な効果は得られないのです。