強運の根源part2「人に対して行う善行がめぐり帰ってくるのが強運」

強運の根源part2 開運の法則

「運は己自身の修養から」、と前回の「強運の根源」で書きました。

まずは「自分自身の器を大きくし、内面性を正す」と。

しかしそれでも運が開かない人はたくさんいます。よくある器用貧乏ですね。
人格は立派なのに、ただのいい人。才能は素晴らしいのに全く活躍が出来ない人。

これとは逆に大した才能があるわけではないのに、「なんとなく味がある」「どこかに魅力がある」「荒削りだが、何かが違う」ということで莫大な財産を築き、有名になる方もたくさんいます。

この差はいったいどこから生まれるのでしょうか?

強運の根源~学びと修養から運勢の土台を作り上げる
運勢というのは文字通り【運】の【勢い】と書きますが、それではこの【運】そのものはどこから来るのでしょうか? これは何もないところから湧き出てくるものでもありませんし、生まれた瞬間に全ての人に平等に与えられているものでもありません。 はっきり...

個人や家の徳分が繁栄のもととなる

それは、ズバリ【徳分の差】にあるのです。

徳とは目に見えないその人が発する霊光であり、その元はその人が人知れず積んできた「善行」の積み重ねであります。

四書五経の【易経】にはこのように書かれています。

積善の家に余慶あり。

積不善の家に余殃(よおう)あり。 と

善行をたくさん積み重ねた家には、その徳によって子孫にまでおよぶ幸福がある。逆に、悪行を積み重ねた家には、子孫までおよぶ災いがある、という意味です。

つまりこの世の幸福・強運の根源は、自分や先祖が積み重ねてきた善行の元にあるのです。

強運の根源の実例

だいぶ前ですがモスバーガーの社長さんの話を聞く機会がございました。

その中でモスバーガーの成功の秘密と人間として生きる上のでアドバイスとして、「徳を積む」ということを教えてくれました。

「これからの人生の中で、人に良きことをしなさい」と。

もちろん自分が成功するために良いことをするのは、その心は本当ではないので偽善となりますが、人に本当に喜んでもらうために良い行いをするのは「徳積み」となります。

とにかく徳を積み続けなさい、と。「例えその人から返ってこなくても、別のところから幸せが来る」とおっしゃいました。

これは本当に真実そのままです。

一番の徳とは見返りを一切気にしない、心からの善意から積まれた徳分は、いわば幸せの貯金のようなものなので、いずれその扉が開かれるのです。だから何らかの方法で必ず幸せが訪れるのです。

これが徳積みの絶対原則です。

自分がした良い行いは、例えすぐには返ってこなくても、いつかは必ず返ってくるのです。

そしてこの徳がたくさん積もれば、その人の全体的運勢は磐石のものとなるはずです。

この積み重ねが上で説明した中国易経の「積善の家に余慶あり。積不善の家に余殃(よおう)あり」なのです。

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