何故人は悪い印鑑を買ってしまうのでしょうか?
世の中にはたくさんの印鑑屋さんがありますが、なかなか本物の印相鑑定師・彫刻師はいません。どこを見ても象牙や黒水牛をいまだに開運印鑑と称して販売していますし、中には自称有名店と偽りながら水晶やローズストーンを販売している問題のあるはんこ屋もあります。
いつもつくづく思うのですが、
- 「何故悪い印鑑を掴まされてしまうのだろうか?」
- 「何故象牙に惹かれてしまうのだろうか?」
本柘の印鑑専門店は日本中探しても数えるほどなのが現状ですが、そういうお店を偶然に発見しても、最後には象牙を買ってしまう場合もあります。
これには二つの大きな理由があります。
日本人は大多数を良いと思う傾向がある
特に日本人はこの傾向が強いですね(笑)みんなと同じものが好きで、行列ができていると一緒に並んでしまうとか(笑)
これは日本人特有の集団意識が働いているからです。
「和をもって尊しとなす」という代々引き継がれてきた民族的精神と、島国であるという環境が、深くDNAの中に入っているからです。
だから象牙がいいと言えば、象牙だし。水晶がパワーがあると言われれば「そうかな」と納得してしまう。
さらにホームページで大々的に宣伝されれば買いたくなる。
どこのサイトでも同じように象牙や黒水牛、水晶と書いてあれば、同じことを言ってるからそれが正しい、と。
<大多数の意見=正解>と思ってしまうわけです。
これを「メディア洗脳」と言います。
多くの情報を見せられて、そのように深く信じてしまうと洗脳状態に陥りますので、他の意見が聞こえなくなります。同じ意見が多ければ多いほど強い洗脳状態に陥ります。
人間には「生きたい」という生存本能がありますので、勝ち組みに無意識に入りたいわけです。
だから大多数の方に惹かれてしまう。自主性と自己顕示欲が欠如している日本人は洗脳されやすい人種と言えます。
本物はいつの時代でも少数派
しかし真実は違います。
- 世の中に名医は何人いるでしょうか?
本物の名医は数えるほどしかいません。 - 本当に美味しいお店は、不味いお店や普通レベルのお店より、圧倒的に少ないです。
- 金持ちはピラミッドの上部の数%にしかすぎません。
一般庶民より成功している人の人数は相当少ないのです。会社でもそうですね、平社員に比べて上役は一部の人たちです。
このように本当に良いものや、成功者は実は一握りであり、また情報も同じなのです。
あらゆる情報の中でも有益な情報は滅多に出てきません。さらに重要な情報はトップシークレットとして一部の人にしか知らされません。だからみんな成功できない。
全員が最高の情報を手に入れていれば、世の中の格差は縮まるのです。
真実とは実は少数派の中に存在しているものなのです。
みんがいいという物を追っているうちは成功できない
情報に踊らされているうちは、本物を見つけることはできないし、なかなか幸せにもなれません。これが今でも毎日日本のどこかで、凶相だろうが何だろうが、印鑑が売れる理由なのです。だから水晶だろうがチタンだろうが、買ってしまう。真実が見えないから、お店のおすすめ通りに選んでしまうのです。
凶相印鑑を掴んでしまう1番目の理由は、この情報(メディア)洗脳にあります。
そして2番目は、運気。運の悪い人はその状態をキープするか、もっと運気を悪くするため、悪い印鑑を買ってしまいます。
これを脳科学の世界では【ホメオスタシス】といいます。人間は現状をキープしようとするために、その人の自己イメージを再現しようとします。
日頃から自分は不幸だと思っている人は、不幸でいる自分が自己イメージのため、有益な情報に恵まれません。というより、意識が見えないように仕向けます。だから本物には巡り合えず悪い印鑑を掴む。そしてさらに運が落ち、やっぱり自分は運が悪いと再確認する。
人の脳は環境の急激な変化を好まず、自分が心地よいと思える環境を維持するように働きます。ホメオスタシスは恒常性維持機能のことですが、現状維持を常に求めるのです。
本物を求める心が現実を突き破る
国際数霊印相学会に辿り着く人は、本物を求めている人が多いように見受けられます。
- 真実は何か?
- もっと良いものは何か?
例え現状は良くなくても、打破する方法、突破する方法を真剣に探してきた人が多いようです。だからその他多数の間違いばかりの開運印鑑選びに騙されることなく、正しい印相法に出会えたのだと思います。
今おかれている環境は仮の姿でしかない。
今が良い悪いに限らず、求めているものが崇高なものであり、常に良い自己イメージと目標があるなら、有益な情報にも恵まれ、いつかは日の目を見ることができます。
常に先の自分、未来の自分を最高の状態としてイメージし続けることが、成功や幸福を得るために最も大切なことだと言えます。