「表札と門札との違い」という点についてですが、これは全くその意味するところが違います。役割が別であり、明確な違いがあります。
門札の素材は自由だが、表札は木製が大吉
門札は家からも離れているため、素材の影響をあまり受けません。だから門札はお好きな素材をお使いいただいて大丈夫です。
(アイアン等でも問題ありませんが、プラスチックは品格が低いためやめた方がいいでしょう)
家に直接付ける訳ではありませんので、雨や直射日光にも強く耐久性に優れた素材がよろしいかと思います。
これに対して、表札は家の玄関に直接付けるものですので、家のエネルギーに影響を及ぼします。
だからこそ、表札には天然銘木が最適なのです。自然素材で玄関のエネルギーを高めると、ご主人をはじめ家族の運気が上がるようになります。
銘木で作った表札は大変美しく、威厳と風格に満ち満ちたその雄姿は、家のランクを格段に上げてくれることでしょう。和風でも洋風でもマッチするのが銘木であり、和風住宅に限った事ではありません。洋風の家にも十分に合います。
当店では耐久性の問題から、門札には木製表札はオススメしておりません。
門札と表札の彫り方
基本的には門札はその家の【姓】のみで作ります。 家の敷地・土地を表すものですので【姓】を入れるのです。【~家の土地】を示すものとお考え下さい。
これに対して表札は家の玄関に掛けるものであり、その家の主人の【姓名】で作るのが基本です。
家族の名前を入れる必要はなく、あくまで家の代表として【主人の姓名】で彫るのです。
表札に妻子の名前(連名)は不要
表札は「一家の主人のみの姓名を入れるのが基本」と書きました。
その理由としては、妻や子の名前を入れることは主人から家運を奪ってしまう(運気が分散してしまう)と考えられているからです。
家の主人の運気が向上することが、家族全員の運気の向上に繋がるのですから、当主の姓名のみを記すがよろしいでしょう。
姓のみで作ってはいけない訳ではありません。防犯や様々な理由から姓のみの表札でも問題はありません。あくまでも基本の話です。
マンションやアパートの場合は?
マンションやアパートは集合住宅のため「マンション内での一家の場所を記すための【姓】のみを記せばよし」とされております。
表札のない家は安定しない
表札と門札の違いは上で述べた通りですが、最近では表札のない家が目立ちます。
地方ではあまりありませんが、住宅密集地域では、門札はあるが表札がない家も多々見受けられます。敷地が狭いので、門に名前があれば事足りるということでしょうか?
現実的利便性から言えばそうですが、しかしこれはあまり関心しません。
風水では表札のない家は【主人が存在しない家】と捉えており、エネルギーが漏れてしまうと言われています。
霊的エネルギーの中心がないのですから、家庭不和が生じる条件となってしまうのです。
どんなに門と玄関が近いからと言って、門札だけで済ませる安易な考えに、魔が入る隙ができるのです。
表札は玄関周りのエネルギーを高める
自然素材の木の表札は、玄関の横に取り付けます。これによって玄関周りのエネルギー磁場が充実し、運気が高まると風水では教えています。
この二つを混同してはいけません。だから門札があっても、木製表札を掛けることが大切なのです。
何度も言いますが、風水・家相的に、一番重要な場所が玄関です。玄関から良い運気も悪い運気も入ってきます。だから玄関に木の表札が必要なのです。