【言葉の裏にあるもの】ワールドカップサッカー日本代表の惨敗から学ぶ

ワールドカップサッカー日本代表の惨敗から学ぶ 開運の法則

ワールドカップ・ブラジル大会にて、史上最強と謳われた日本代表が1勝もできずに惨敗しました。

今回はこの惨敗劇から学ぼうということで、書かせていただきます。

セルフトークが自分の運命を作り上げる

日本代表の選手たちが日ごろからずっと言い続けてきた言葉があります。それも4年間ずっと繰り返してきた言葉が。それは

「自分たちのサッカーができれば勝てる」

というものです。ワールドカップ期間中もずっと言っていました。「自分たちのサッカーをやること。自分たちのサッカーができれば勝てる」と。

そして負けたときも長谷部選手は話しておりました。敗因として「自分たちのサッカーができなかった」

言葉には言い方によって裏の意味が出てしまうことがあります。それはある条件を付けた場合です。条件を付けるということは、その条件が別の方向となって現れた場合に、結果も逆となるのです。

「自分たちのサッカーができれば勝てる」の裏の意味は、「自分たちのサッカーができなければ、負ける」になります。

つまり自分たちのペースにならなければ、絶対に負けてしまう、という運気を4年間かけて強大に構築してきたのです。

これに対してギリシャは違いました。

前半でレッドカードが出て、1人少ない完全不利な状況でも、引き分けに持ち込み、結果グループリーグ突破という奇跡を起こしたのです。

心理学や脳科学に詳しい人なら、「自分たちのサッカーができれば勝てる」なんていう間違った言葉は絶対に使いませんし、使わせません。

私なら

  • 「どんな試合展開でも臨機応変に対応できる。それだけの守りと攻めのバリエーションがあるから、勝てる」
  • 「どんなにゴール前を固められても問題ない。それを打開できるアイデアとパスワーク、スピードとシュート力がある」
  • 「あらゆる状況において的確な判断と叡智で乗り越える精神力と余裕・実力があるから、試合を自分たちが支配することができる」

普段からこのような言葉を潜在意識に埋め込んでおけば、そういう結果となるように状況も動くし、自分の筋肉と意識も動くのです。

このような言葉とイメージによってプラスの暗示をかけることをアファメーション(肯定的自己説得)と呼びます。

サッカー日本代表に必要なのはメンタルトレーニングとコーチング

今朝の読売新聞に香川選手の談話が載っていました。「日本には世界で勝てるメンタリティがない」と。

香川選手も自分のメンタルの弱さを痛感したことでしょう。

オリンピックでもなんでも、今の日本に欠けているのは、メンタルトレーニングです。世界トップレベルの闘いにおいて、圧倒的に自分のペースに持ち込めることは稀です。

だからこそ「自分たちのサッカーができれば勝てる」などという間違った言葉は言ってはならないのです。

自分たちのサッカーをやらせてもらえないのが世界大会なのですから。

一瞬のチャンスをものにできるかどうかは、まさに普段のメンタルトレーニングによる、「無意識の力」をどれだけ引き出すかにかかっていると言っても過言ではありません。

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