運勢というのは文字通り【運】の【勢い】と書きますが、それではこの【運】そのものはどこから来るのでしょうか?
これは何もないところから湧き出てくるものでもありませんし、生まれた瞬間に全ての人に平等に与えられているものでもありません。
はっきりと言えば、運は<その人の行動と心の積み重ね>から来るのです。
悪因悪果、善因善果の法則といわれるものですが、悪い結果には必ず悪い理由があり、良い結果には必ず良い理由があるというものです。
四書五経と学びから開運する方法
私は昔の古典を読むのが好きです。
特に好きなのは中国の「四書五経」です。
中国の若い人たちの間で最近【論語】を読むのがブームになっているようですが、日本でももっぱら論語がメジャーのようです。
ちなみに私は【大学】が一番好きです。
ここでは大学の中の有名な言葉を紹介します。
- 「小人閑居して不善をなす」
小人とは子供のことではなく、レベルの低い人やどうしようもない人のことで、そのような人は「人に見えない、独りの時はろくな事をしない」という意味です。 - 「君子必ずその独りを慎む也」
立派な人は例え誰も見ていないところでもしっかりとした行動をしている、という意味ですね。
学生の頃、この二つの文章が胸に突き刺さり、心を正されたものです。
そして、 - 「修身斉家治国平天下」
天下を治めるものはまず国を治め、国を治めるものは先に家を整え、家を整えるものはまずその身を修める。
要するに天下に功績を残す偉大な人は、まず修養が一番大切だということです。
己の中身が大したことないのに、自分の身の回りの人を幸せにできるはずがありません。
国や天下などは見えてこないでしょう。
これは自分の運勢を上げることにも直結することです。絶対に左右されない根源的な幸運はまず修養から始まるのです。
(つづく)
強運の根源part2「人に対して行う善行がめぐり帰ってくるのが強運」
「運は己自身の修養から」、と前回の「強運の根源」で書きました。 まずは「自分自身の器を大きくし、内面性を正す」と。 しかしそれでも運が開かない人はたくさんいます。よくある器用貧乏ですね。 人格は立派なのに、ただのいい人。才能は素晴らしいのに...