表札と門札は違うもの【表札と門札の定義とマンションに掛ける場合の考え方】

表札と門札の マンションの場合は表札

現代では門札(もんさつ)という言葉はあまり聞かれなくなってきました。

特に都心では一戸建てよりもマンションに住む人が増えてきていますので、門という感覚がないためです。
また、郊外でも大きな家以外は、門と玄関との距離が近いため、「門と玄関を分けて考える」という意識が薄れてきているのかもしれません。

表札と門札の定義

家の玄関の脇に直接貼り付けるのが表札(ひょうさつ)です。
これに対し、門の扉の横の壁に貼り付けるのが門札(もんさつ)です。

【門】は家代々の敷地(土地)を表すために姓(苗字)のみを、【家】は特定の現存する持ち主ですから姓名を表示する、となるわけです。
この辺がごっちゃになってしまっている場合も確かにありますが、基本路線からこのような話となるのです。

マンションの場合の表札の考え方

マンションは集合住宅なので、敷地と家が同一のため、基本的にはスペースの現実的理由も踏まえて「姓(名字)のみの表札」となります。
もちろんフルネームでも問題はありませんが、最近の傾向ではあまりフルネームでの表示はしないみたいですね。

マンションだけでなく、個人情報がうるさくなってきた昨今において、なるべく表に表示するものは最小限度に抑える傾向にあります。

このような現実界での意識や生活の変化がありますので、表札のあり方も変わっていくものと考えられます。

例えば、女性だけが住んでいる家もありますので、「防犯上の理由からフルネームはどうか」ということです。

苗字だけなら男性がいるのかもしれませんし、確かに住人の情報全てを表に出す必要はないですからね。

一戸建て表札をご注文の際にも、姓だけの表札をご希望の場合は、その旨備考欄にご記入してご注文をお願い致します。

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