印材の違い〜手に伝わる感触【同じ国産でも等級によって違いが出る】

印材の違い-手に伝わる感触 印鑑素材

同じ国産の本柘(ほんつげ)材質でも産地が違えば、質にも違いが出ます。また同じ産地でも誰が育てたか、という植林農家の手の掛け方によっても質は異なってきます。

さらには同じ産地の同じ農家の育てた木であっても、天然素材のため1本1本に違いが出ますし、またその1本のどの部位なのか?によっても質は異なるものです。

本柘植の産地による違い

実印本柘植

当店では薩摩本柘と薩摩本柘(特級)を扱っています。※現在は薩摩上柘は取り扱っておりません。

そこでよく聞かれることですが、「この2種類に違いがありますか?」と。

答えは「もちろんあります」

これは「赤身のマグロと中トロに違いがありますか?」(笑)というのと同じ質問になりますね。

一般の人から見れば見た目の違いに差はないように見えますが、プロの目から見ると一目瞭然です。触っても分かります。

木の質感と仕上がりの肌触りに差が出ているのが分かります。

また彫刻刀を入れると手に伝わる感触で分かります。薩摩本柘(特級)の方が硬さと緻密さがありますので、長い目で見ても実はお徳なのです。

さらに素材だけでなく、印相的にもより強くする手法を加えています。これが<等級の差><価格の差>の理由となります。

御蔵本柘(みくらほんつげ)は更に硬い

特級材よりもさらに硬いのが御蔵本柘です。

樹齢100年ですから当たり前ですね。しかも天然自生ですので、木そのもののパワーが違うのです。

薩摩本柘(特級)と御蔵本柘では、作り方、印相の入れ方は同じになりますので、木そのものの価格の違いになります。

よく「商売抜きで個人的にはどれをオススメしてますか?」と聞かれますが、いつも「薩摩本柘(特級)以上」、とお話させていただいております。

上記の通り、木そのものがしっかりしており、質感に高級感があり、自分の力を引き上げてくれる開運印鑑には相応しい素材と言えます。

タイトルとURLをコピーしました